AIを使って記事を書く。今や当たり前の光景になったけれど、どうしても拭えない「違和感」があった。
返ってくる文章が、どこか「優等生すぎる」のだ。
文法は正しい。内容は合っている。でも、自分の言葉じゃない。
(「なんでこんなにテンプレっぽいんだ…」という、あの独特のAI臭さだ)
この問題を解決するために、私が構築したのが、人間が修正した「差分」からAIが勝手に私の文体を学習するシステム、通称「/sabun-learn(サブン・ラーン)」だ。
今回は、AIを「自分色」に染め上げるための、少しマニアックな運用の裏側を公開する。
指示(プロンプト)だけでは解決できない「リズム」の壁
AIに自分の文体を真似させる際、多くの人が「〜です・ます調で」「親しみやすい口調で」とプロンプトで指示を出す。
正直に言うと……それだけでは不十分だ。
文体というのは、単なる語尾の問題ではない。一文の長さ、接続詞の選び方、そして「どのタイミングで心の声(ツッコミ)を入れるか」というリズムそのものだからだ。
例えば、AIは「正直に言う。」と書きがちだが、私は「正直に言うと……」と余韻を持たせたい。
AIは結論を急ぐが、私は一拍置いてから本音を漏らしたい。
このわずかな、でも決定的な差を埋めるために、人間が毎回手作業で修正し続けるのは非効率すぎる。AI側を「自分」に寄せる必要があった。
仕組み:/sabun-learn(サブン・ラーン)とは何か
私が運用しているのは、以下のような自律学習のサイクルだ。
- 初稿作成: AIエージェントに記事を執筆させる。
- 徹底リライト: 私がその初稿を読み、自分の言葉に完全に書き換える。
- 差分分析(/sabun-learn): 修正前(AI)と修正後(私)を比較し、エージェントに「なぜ私はここを直したのか」を解析させる。
- ルールの永続化: 抽出された「kishi27の執筆ルール」を、専用のガイドライン(Style_Guidelines.md)に自動で追記する。
「AIに直させる」のではない。「AIに、人間の修正意図を学ばせる」のがポイントだ。
これを繰り返すと、AIの中に「私の憲法」が蓄積されていく。
「CTA(行動喚起)の最後だけは丁寧な『〜します』に切り替えるべし」「感情的な前置きには三点リーダーを使うべし」といった細かいこだわりが、次回の執筆から自動で適用されるようになる。
道具を「育てる」ための知識と機材
AIをただの「便利な道具」として使い倒すフェーズから、自分の思考を拡張する「パートナー」として育てるフェーズへ。
この移行期間に、私がインプットとアウトプットの両面で支えにしているものを紹介する。
思考の型を学ぶ
「情報を集めるだけで終わらせない」ための考え方は、この一冊から大きな影響を受けている。
物理的な「入力」の質を極める
AIへの指示出し(プロンプト)や、最終的なリライト作業において、指先へのストレスは最小限にしたい。
私が7年以上浮気せずに使い続けているのが、このセットだ。
特にトラックボールマウスは、長時間のデバッグ作業でも手首に疲れが溜まらない。一度慣れると、もう普通のマウスには戻れない。
また、文章の世界に没入し、目を守るために「光」の質にもこだわっている。
AIエージェントを爆速で動かす専用機
私が使っている「Antigravity」のようなローカルLLM環境や、大量のファイルを一瞬で読み込むAIエージェントを快適に動かすには、マシンスペックも重要だ。
私は現在、コストパフォーマンスと静音性のバランスが良いミニPCをAI専用機として稼働させている。
まとめ:AIは「自分」のコピーになっていく
AIエージェントの面白さは、使えば使うほど、そして「教え込めば」教え込むほど、自分に馴染んでいくことにある。
「AIの文章が気に入らない」と嘆くより、自分の修正履歴をAIに食わせて、自分専用のモデルに育て上げる。
この「手塩にかける」感覚こそが、今のAI活用において一番楽しく、かつリターンの大きい作業だと考えています。
まずは、自分の文章の「クセ」をAIに教えてみることから始めてみることをおすすめします。
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