会社案内だけならWordPressは必要?

WordPressは必要?管理画面、画面編集、静的サイトを表す3つのWeb画面。 会社のホームページ

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会社概要、事業内容、アクセス、問い合わせ先。こうした会社案内を公開するために、WordPressを必ず使うわけではありません。

年に数回だけ内容を変えるサイトなら、静的サイトやStudioも候補になります。記事を追加するCMSはStudioにもあります。WordPressを選ぶかは、必要な機能をテーマやプラグインで広げたいか、その保守を誰が担当するかまで含めて考えます。

どれを選ぶにしても、作った後に誰が直すかまで決めると、契約と見積もりを比べやすくなります。

会社案内に必要な更新を先に書き出す

「会社のホームページ」といっても、毎週お知らせを出す会社と、住所や事業内容が変わったときだけ直す会社では、必要な仕組みが変わります。

まず、これから更新しそうなものを具体的に書き出します。

  • 会社概要や事業内容の修正
  • お知らせ、事例、採用情報の追加
  • 写真や資料の差し替え
  • 問い合わせフォームや予約機能の利用

毎回制作担当者に頼んでも困らないか、社内ですぐ直したいか。更新頻度だけでなく、変更までに待てる時間も選ぶ基準になります。

会社案内だけを公開する予定でも、採用記事を継続して増やすなら、最初からその編集方法を考えておくと、後の作り直しを減らせます。

WordPress、Studio、Cloudflare Pagesの静的サイトを、編集方法、保守担当、会社メールの契約方法で比較した図。
公開先の構成例です。StudioでもCMS記事を編集でき、静的サイトでも修正・管理を担当する人が必要です。

WordPressが合う会社

テーマやプラグインを選び、必要な機能を広げながら運用したい会社にはWordPressが候補になります。記事の追加だけならStudioのCMSも使えるので、編集方法、拡張性、制作担当者の引き継ぎやすさを比べます。

その代わりに、公開後はWordPress本体、テーマ、プラグインの更新を見ます。公式資料でも、本体やプラグイン等を最新に保つこと、更新前にバックアップを用意することが案内されています。WordPressの更新、テーマ・プラグインの自動更新

バックアップは、ページの見た目を保存するだけでは足りません。WordPressの復旧では、データベースとファイルの両方が対象です。誰がバックアップを確認し、問題が起きたときに戻すかまで決めます。WordPressのバックアップ

WordPressを使うこと自体が負担というより、その管理を誰も引き受けない状態が困ります。自社で見られなければ、保守を含めた見積もりで考えます。

WordPressと付属メールを使う場合のサービス案内(広告):エックスサーバー

静的サイトが合う会社

静的サイトは、用意したHTML、CSS、画像などを公開する方法です。公開する部分を静的ファイルにすれば、閲覧者向けのサーバーでWordPress本体やプラグインを動かす構成にはしなくて済みます。

ただし、文字を直して公開し直す方法は別に用意します。制作担当者がファイルを修正するのか、編集用の仕組みを付けるのかで、会社側の操作も費用も変わります。

会社案内の変更が少なく、継続して対応する制作担当者がいるなら、この構成は合います。担当者がいない会社では、公開料だけを見て選ぶと、住所変更一つを頼む先がなくなることがあります。

「更新は外注でよい」と決める場合は、修正の依頼先、対応時間、料金の数え方を見積もりに書いてもらうと比較できます。

Cloudflare Pagesの静的配信はいくらか

Cloudflare Pagesでは、Functionsを呼び出さない静的アセットへのリクエストは、無料・有料プランとも無料かつ無制限と案内されています。会社案内を静的ファイルとして公開する例なら、無料プランの範囲でWeb公開料を0円として試算できます。確認日は2026年10月12日です。Cloudflare Pagesの料金

ただし、無料なのはここで指定した静的配信の部分です。無料プランにも、月500回のビルド、サイト内20,000ファイル、1ファイル25MiBなどの上限があります。大量の動画や資料を置く場合は、別の保存先や費用も考えます。Cloudflare Pagesの上限

独自ドメインも接続できます。example.comのようなルートドメインを使う場合と、www.example.comのようなサブドメインを使う場合では、公式手順のDNS・ネームサーバー条件が異なります。会社メールを使っているドメインなら、その設定も含めて担当者に確認を依頼します。Cloudflare Pagesの独自ドメイン設定

Web公開料以外に足すもの

新規.comを「さくらのドメイン」で1年取得し、翌年も1年更新する例なら、取得3,220円+更新3,437円で2年6,657円です。ドメイン自体を無料と扱わない試算です。さくらの.com料金

会社メールに「さくらのメールボックス」の12ヶ月払いを使うなら、現行の税込年1,320円を2年分足して、ドメインとメールの合計は9,297円。社員ごとにアドレス、パスワード、受信箱を作れますが、20GBは契約全体で共有します。Web公開料0円の例でも、この費用は残ります。有料のメールオプションは別です。さくらのメールプラン、さくらのメールアドレス追加・管理

Workspaceなど人数で料金が増えるメールを選ぶ場合は、人数分の契約料を足します。人数別の2年総額は、関連記事「ひとり会社のホームページとメール、何を契約する?構成と2年総額」で比較しています。ここでは、公開料に加えて制作・更新・保守の費用を見積もることに焦点を絞ります。

この金額に、制作費と修正・保守の作業代を加えます。フォーム、予約、ファイル保存、Functionsなどの追加処理を使う場合は、その利用料と運用費も別枠です。

問い合わせフォームと会社メールは別の役割

静的ページに問い合わせ欄の見た目を置くだけでは、入力内容を受け取り、保存し、通知する処理まではできません。外部フォームサービスを使うか、処理を作るかを選びます。WordPressを静的化するCloudflare公式手順でも、WordPressのフォームやコメント、管理画面の経路などは静的環境でそのまま動かない機能として挙げられています。CloudflareのWordPress静的化手順

フォームの通知を送れることと、社員が普段の取引メールを読み書きできることも別です。会社の受信箱は、メール専用サービスやWorkspaceなどで用意する構成を基本に考えます。

CloudflareにもEmail Serviceの送信機能がありますが、確認日時点ではBetaのトランザクションメール向け機能です。社員が日常の取引メールを扱う受信箱とは分けて考え、ここでは外部メールを契約する構成にしています。Cloudflare Email Service、Cloudflare Email Service FAQ

自分で画面から直したいならStudioも候補

WordPressの更新管理を持たずに、会社の人が画面上で文章や写真を直したいなら、Studioも選択肢になります。Web公開先を別に契約する静的サイトと比べ、編集から公開までの作業を一つのサービスにそろえやすい構成です。

複数ページの例ならPersonalプランの年払いが月額換算1,190円、年14,280円です。ビジネス用途にも利用でき、CMSは1,000件まで登録できます。お知らせや事例を増やす場合も候補になります。2ページと404ページまでの小さな構成で足りるならMiniもありますが、ページ数やフォームなどの上限を見て選びます。Studio料金、Studioのプラン選び

Studioはメールサーバーを提供していないため、独自ドメインの会社メールは別に用意します。WordPressを使わなくても、Webとメールの契約を組み合わせられます。Studioのメールサーバー案内

制作の見積もりには更新と引き継ぎも入れる

サービス料だけなら静的サイトが安く見えても、修正を毎回外注するなら作業代が増えます。WordPressでもStudioでも、制作担当者に頼む範囲が広ければ、その費用を足します。

2年の見積もりは「サービス利用料+初回制作費+2年分の修正・保守費+必要な追加機能」で並べると比べやすくなります。自分で更新する場合も、どの操作を覚え、どこから依頼するかを決めておきます。

契約前に試したい3つの操作

「自分で更新できます」という説明だけでは、実際の担当者ができる範囲は分かりません。制作担当者に、公開中のサイトではなくデモや下書きで、次の操作を一緒に確認してもらうと選びやすくなります。

  1. 営業時間や住所を1か所直す。スマートフォンでの見え方まで確認できるかを見る。
  2. 写真を1枚差し替える。画像の大きさや説明文も、自分で調整できるかを見る。
  3. お知らせを1件追加して下書きに保存する。誰が内容を確認し、公開するのかを決める。

外注する操作は、同じ作業を頼んだときの料金、対応までの日数、修正回数の扱いを見積もりに書いてもらいます。WordPress・Studio・静的サイトの名前だけでなく、「この担当者が、この作業を続けられるか」で比べるための確認です。

構成を絞れたら「Webとメールを合わせた2年総額」でサービス料を確認し、ここで分かった作業代を足してください。Studioを選び、既存メールがある場合は「会社メールを残す場合の確認点」も先に確認します。

引き継ぎでは、会社が管理するドメインとアカウント、編集方法、元のファイル、修正の依頼先をそろえます。公開後に担当者が変わっても、会社が契約や内容を確認できる形を選びます。

会社案内の更新が少なく、制作担当者が継続して見られるなら静的サイト。社内で画面から会社案内やCMSの記事を直したいならStudio。テーマやプラグインで機能を広げ、その保守を用意できるならWordPress。必要な編集・拡張・管理から選ぶと、会社の規模だけで決めずに済みます。

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